リール(フランス)-日本はオリンピックの開幕戦で、FIBAバスケットボールワールドカップ2023のチャンピオンであるドイツと対戦するという大きな挑戦があることを知っていた。試合には敗れたものの、日本のファンがこれからの試合に希望を持てる5つの理由がある。
日本はグループBの初戦でドイツと対戦し、97-77で敗れた。しかし、トム・ホ-バスヘッドコーチのチームには、7月30日に控える開催国フランスとの第2戦に向けて、いくつかのポジティブな要素がある。
1. ビッグスリーの活躍
日本には八村塁、渡邊雄太、ジョシュ・ホーキンソンのビッグスリーがおり、彼らは世界のトップチーム相手に健闘した。八村はシュートに苦しんだが、20得点、10リバウンド、2アシスト、2スティールを記録しました。NBAスターのシュート成功率は20本中4本であったが、この確率は今後上がっていくだろう。
渡邊は16得点を記録し、その中で3ポイントシュートを4本決め、2リバウンド、2ブロックも記録。ホーキンソンは13得点(5本中4本のシュート成功、6本中5本のフリースロー成功)、11リバウンド、2アシスト、2スティールのダブルダブルを達成した。
2. シューティング
日本はFIBAバスケットボールワールドカップ2023で3ポイントシュートの成功率が31.3%であったが、今回のドイツ戦では34本中12本の3ポイントシュートを決め、35.0%の成功率を記録。ロングレンジからのシュートは前半、日本が試合を接戦に持ち込むことを助けた。
また、日本はフリースローでも20本中17本を成功させ、85.0%という素晴らしい成功率を記録した。
3. 対ドイツ戦でのパフォーマンスの向上
日本はFIBAワールドカップ2023の開幕戦でもドイツと対戦している。パリでの敗北の点差は沖縄での81-63の敗北よりも大きかったものの、日本のプレーは昨年よりもよくなっていることを示した。
このアジア勢のチームは昨年のワールドカップでハーフタイム時に53-30でリードされていたが、今回の試合では52-44だった。日本は両試合で13のターンオーバーを記録したが、今回は昨年の8本に対して12本のオフェンスリバウンドを記録し、リバウンドでも39-36でドイツより多くを記録した(昨年は36-47でドイツのほうが多くリバウンドを記録している)。
4. ドイツは世界王者であること
忘れてはいけないのは、ドイツは世界チャンピオンであるということだ。彼らは昨夏、ラトビア、アメリカ、セルビアといった強豪を倒して世界を驚かせた。日本はフランス戦に向けて、この試合での学びを振り返る時間がある。
「ドイツは素晴らしいチーム。昨年のワールドカップを制している。前半は良い仕事をしたと思うが、40分間続けることができなかった。後半に彼らがランを作り、それを止めることができなかった。次の試合では40分間戦い続ける。」と渡邊はチームのパフォーマンスについて語った。
5. 2つの3位チームが準々決勝に進出できる
日本は必ずしもグループBで上位2位に入る必要はない。同グループにはブラジルもいるが、3位のチームの中からも上位2チームが準々決勝に進出できる。つまり、日本にはまだ全ての可能性が残されている。
FIBA