ウランバートル(モンゴル)– FIBAアジアカップ予選デビューに向け、モンゴルは初の代表チームマスコットを発表し、ファン達の期待を高めている。
すでに国際バスケットボール界では「ブルーウルフ」として認知されているモンゴル男子代表。その愛称にインスパイアされ、モンゴルのアートトイスタジオ「Nomad Toys」がフレッシュで強烈なデザインを完成させた。
狼の青は、草原の中のモンゴル人のエネルギーと戦士の精神を象徴し、代表チームの精神と価値を表現している。ここから、代表チームの新しい雰囲気と誇りを生み出していくことが期待される。
「チンギス・ハーンの時代から、青は永遠の天、忠誠、不変、そして正義の色とされてきました」と、モンゴルバスケットボール協会事務局長Tugsjargal Sambuu氏は、マスコットの色の重要性について語った。
ブルーウルフが着用するユニフォームの「9」番は、精神力を象徴する数字だ。
代表チームの選手たちは、新しい「チームメイト」を歓迎しており、マスコットの象徴する意味を考慮しながら、ブルーウルフがどうコートで活躍できるか、それぞれの意見を述べた。
「ブルーウルフは体が大きく、背も高いので、センターとしてプレーするのがいいと思う。これはアドバンテージになる。」と、Saruul-Erdeneは語った。「Bilguun、Enkhbaysgalan、 Bolor-Erdene、Saruul-Erdeneとブルーウルフは、試合のスターティングメンバーにふさわしい。」
Gantsolmon Bolor-Erdeneは、ブルーウルフをモンゴルのゲームプランにどのように組み込むかについて異なる考えを持っているようだ。
「ブルーウルフはフォワードのポジションが良いと思う。理由は、コーチの戦略によると、試合の最後の瞬間に、いくつかのパスのあとブルーウルフにボールが渡る可能性が高く、それによって完璧なフィニッシュが生まれる可能性が高くなるから。」
「体格や(身長の)高さを考慮すると、フォワードが最適だと思う。また、チームには勝利の可能性があるので、この戦略もより現実的だ。」
「ブルーウルフは攻撃的で勇敢な外見をしている。」とE. Saruul-Erdeneは付け加えた。「Tommy Bilguun とブルーウルフをポイントガードとして組み合わせれば、自分たちの勝利の大きな鍵になるかもしれない。」
ただし、ブルーウルフは今回のWindowでモンゴルの予備メンバーには登録されておらず、次の2試合の主な役割は、新生代表チームのコートサイドサポートを務めることになりそうだ。
まだ勝利を収めてはいないものの、予選前の試合を通じてエキサイティングで競争力のあるチームとして実力を証明してきたモンゴル代表。11月21日に宇都宮市で満員の観衆を前に日本と対戦し、その実力を発揮することを目指す。
ブルーウルフは、おそらく11月24日にウランバートルのUGアリーナで行われるモンゴル対中国戦で公式にコートサイドデビューを果たすことになるだろう。
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