深圳(中国)– Guo Shiqiangは、中国男子バスケットボール界において、頼れる危機管理人として長年知られてきた。
16回のFIBAアジアカップ優勝を誇る中国代表は、FIBAアジアカップ2025予選の初戦でつまずいた。昨年のWindow 1で宿敵・日本に敗れると、名将Sasa Djordjevicの後任として49歳のGuo Shiqiangが急遽監督として指揮を執ることとなった。
その後、チームは立て直し、グアムとモンゴルを相次いで圧倒。そして今回、深圳のホームで再び日本と対戦し、FIBAアジアカップ本戦への出場権獲得を目指す。
Guoは日本との一戦を「リベンジゲーム」と捉えることを避けた。 「私は常に選手たちに2つのメッセージを伝えている」 彼は目標についてとても明確だった。
「まず、Window 3の2試合はどちらも非常に重要だ。日本もグアムも尊敬に値する相手。どちらに対しても同じ集中力を持ち、勝利を目指さなければならない」
「次に、長期的な視点を持つことだ。アジアカップ予選は短期的な目標にすぎない。その先には、アジアカップ、アジア競技大会、ワールドカップ、さらにはオリンピックが待っている。」と語った。
また、自身が指揮官に就任して以降の "成功" について問われると、それを明確に否定した。 「ナショナルチームのヘッドコーチというポジションは、それ自体が大きな責任を伴う。私はまだ『成功』を収めたとは思っていない。」 あくまで目指すのは、FIBAアジアカップ予選を超えたその先にある。
Guoは、自身の長期的なプランについても明かした。 「私は常に、選手選考において5つの基準を重視している。1.代表でプレーしたいという強い意志、2.実力のある選手、 3.ナショナルチームに最適な選手、4. 真のファイター、5. フィジカルと競争力に優れた選手。この基準から、私の考えが見えてくると思う。」と説明。
さらに、「もちろん、合宿ではより詳細に選手に求めるものがあるが、選手たちは良い姿勢で、技術面にもしっかりと取り組んでいる。」とした。
では、その長期的な目標に向けて準備するなかで、Window3ではどれくらいを実行できるのだろうか?
「対戦する2チーム(日本とグアム)を考慮しているが、それだけではない。リーグ戦で負傷した選手がいたり、海外組の一部が合流できなかったりする状況も考慮し、最終的なメンバーを決定した。」
「しかし、2027年のFIBAバスケットボールワールドカップ、そして2028年のロサンゼルスオリンピックに向けて、良いタレントの準備ができていると思う。」と彼は加えた。
FIBA